種のとり方について
多くの植物は、種子が成熟するとさやが裂けたりして種子が飛び散るものが多い。
種子を取るには、飛び散る前にさやを集めます。
さやの色が茶色に変われば切り取り、室内で1~2週間置いて、そのさやを乾燥させてから種子を取り出します。
集めた種子は乾燥剤とともに密閉容器に保存。
交配
交配をするには、おしべとめしべが、どれかが分からないといけない。
おしべやめしべを見分けにくい花は、開花期の終わりのころに出てくる貧弱な花を良く見れば見つけられることがある。
交配は虫や風による受粉を防ぐために、袋かけや除雄を行う。
まず、開花前日のつぼみを切り開き、雄しべをとり除く。
雄しべを取り除いた蕾に、袋をかけておき、開花したら受粉させて袋をかけなおす。
品種改良に関係する特性
その①雑種の方が純血種より強い
その②自分の花粉では種子が取れない花がある
その③縁が遠い植物間では出来ない場合がある
その④染色体の基本数は植物種により決まっている