水について

水の役割

新鮮な植物体の70~80%は水。

水は細胞の構成材料になり、酸素・養分を運ぶ働きや、茎葉が直立できるように細胞に膨圧を与える働きをもっている。

根から吸収された水は、植物体の表面から蒸散されるが、そのときに蒸発熱をうばって植物体の温度を調節する。

葉に水をやって、温度調節やダニの防除をする効果もあります。

水ストレス

水ストレスは、植物が水の原因でストレス(障害)を受けること。
葉からの蒸散の速度が根からの吸収速度を上回ると、水不足のため、植物は水ストレスを受けてしおれてしまう。
塩類濃度が濃い土壌の場合、水があっても吸収できない状態になり水ストレスになる。
水が過剰に与えられた場合、土壌は酸素の少ない状態になり、水ストレスを受ける。

水遣りについて

水遣りは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、一度に与える水の量は考えず、与える回数をよく考えてる。
鉢植えなどは乾きにくいので、乾き具合を確かめてから与える。

水栽培

水栽培とは、土を使わずに水だけで栽培する方法。

花瓶のような入れ物(球根の大きさに合う)に根がつかるように水を入れて栽培する。

水栽培に適した植物は、出来るだけ大きい球根類で球根の中が腐っていないか注意。底の部分が堅く締まっている物が良い。